(2)「原発を止めると経済がダメになる」は誇張されている

「原発を停止すると火力発電所用の燃料を大量に購入しなければならなくなり、貿易赤字を招く」

「燃料費の増加が電気代上昇を招く」

 

3.11の福島原発事故発生後、原発の稼働が停止に伴って言われるようになったこれらのことは、

誇張されていたことが明らかになりました。

 

政府の発表した数値は過去の実績を元に算出した推計値であったのに対し、

実際の統計から算出された値は、それとはかけ離れていました。

 

原発の停止によって増えたと言われていた燃料代の約半分は、

燃料の原価が上昇していたためだったのです。

 

詳細は、河野太郎衆議院議員のブログ や 「環境・エネルギー政策研究所」の研究 をご覧ください。

原発が停止していることで、燃料費以外にも問題になる大きなコストがあります。

それは維持費です。

上の図のように、原発は止めていても大きな維持費がかかります。

発電をしない間は当然電気料金による収入を生み出しませんから、

この維持費はそのままコストになって電力会社の経営を圧迫します。

 

これは、2013年3月24日付朝日新聞や

慶應義塾大学経済学部教授 金子勝氏による「原発は不良債権である」(岩波ブックレット)

によって明らかにされています。

 

以上に見てきたように、

「原発を動かさないと日本経済がダメになる」という説は誇張されたものであり、

そもそも原発は維持をするだけで多くのコストを必要とする発電装置であるため、

常に稼働させていることが重要になってくることが分かります。