(1)原発は「安くない」

原発は事故が起きるかもしれないけど、他の電力はコストがかかるし・・・

そう思っている方は多いでしょう。

しかし、これは本当でしょうか?

上記は、立命館大学国際関係学部の大島堅一教授によって明らかにされた各発電方法の

発電コストの実績値です。

この研究の詳細な内容は 「原発のコスト」(岩波新書)という本にまとめられています。

 

このようにこれまで言われていたコストとの違いが出た理由は、

 

●これまで政府が発表してきた値は、一定の条件を仮定し、

 それによって推計していた値だったものを、実際に発電のデータを元に計算し直したこと。

 

●これまでは原発のコストには直接的に発電にかかる費用しか含まれていなかったが、

 原発を推進する上で必要となる政策的コスト(立地自治体への交付金など)など、

 隠されてきたコストを可能な限り含めたこと。

 

の二つが大きな理由となっています。

そしてこのような結果になったのは、上記の研究だけではありません。

 

下の図は、2011年12月に政府の「エネルギー・環境会議 コスト等検証委員会」がまとめた、

各発電方法のコストです。

この検討では、これからの発電コストを予測しました。

(報告書ダウンロードはこちら

 

これによると、原発のコストは8.9円kWh~算出不能となっています。

最大値が算出不能なのは、今もって福島第一原発事故の被害額が分からないためです。

最も安い場合を見ても、他の発電方法と大差ありません。


このような意見は、2013年に大阪府市のためにまとめられたエネルギー戦略の提言でも、述べられています。

 

次の動画をご覧ください。

資料集のページ「◆原発のコスト」には、より踏み込んだ研究成果も掲載しています。